LEDのため、あと5年で「蛍光灯」製造が実質禁止?―「具体的には決まってない」と業界団体
蛍光灯(と白熱灯)はどうなるんでしょうか

LED照明を普及させるため、2020年に蛍光灯や白熱灯の製造が実質禁止になる。そんな話題が騒がれたのが11月。12月に入って照明に関する業界団体の日本照明工業会が、まだ具体的には何も決まっていないとする声明を出した。

11月の一部報道では、政府の「トップランナー制度」によって白熱灯や蛍光灯の製造や輸入が実質不可能になるかもしれない、という見方が出た。


トップランナー制度は、市場に出ている同じ分野の製品の中で、最も優れた製品の性能を基準に、それ以上をめざすようメーカーに求める。もしLED灯と白熱灯と蛍光灯をすべて「照明」として同列に比較するようになると、消費電力の面では、LEDに追いつけない白熱灯と蛍光灯は存続が厳しくなる。おおづかみにはそういった分析だ。

テレビや新聞が取り上げたため、日本照明工業会には各方面から問い合わせが殺到したそう。そこであらためて経済産業省に確認した内容を説明することにしたという。

それによると、確かに照明製品を一本化した新たなトップランナー制度の導入検討がこれから始まるが、すなわち2020年に白熱灯や蛍光灯の製造を禁止するものではないという。まだ政府とメーカーのあいだでの議論が始まっておらず、現時点で具体的な内容は一切決まっていないとのこと。日本照明工業会は政府と協議し、ユーザーに迷惑がかからないようにしたいとしている。