キヤノンは、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS（ピクサス）」シリーズの新製品を9月3日に発売。“新コミュニケーションパートナー”として女優の石原さとみさんを起用し、PIXUSでプリントする楽しさを伝えるCMやキャンペーンなどを展開していきます。

今回発売されるのは「MG7730」「MG7730F」「MG6930」「MG5730」「MG3630」の5機種。新アプリ「Canon PRINT Inkjet」との連携により、スマートフォンやタブレットのデータをワイヤレスでプリントできます。また、「MG3630」を除く4機種はインクも刷新。昨年9月に発売した機種に比べて黒濃度が向上したほかマゼンタ系の色域が拡大し、より鮮やかな印刷ができるようになったのだとか。
 
 

8月26日開催の発表会では、スマートフォン（NFC対応）をかざすとプリントできる「PIXUSタッチ」機能を石原さんが実演。あっという間にプリントされたお気に入りの写真を手に、「操作がとても簡単ですね」と笑顔を見せました。プリントをする目的について、石原さんは「写真はデータで保存するより、手元にあるとすごく思い出になる」と説明。友だちとの集まりでは必ず写真を撮っているそうで、「その場でプリントして1人1人にプレゼントしたら楽しそう」とPIXUSの活躍に期待を示していました。
 
 
 

インクジェットプリンター市場が伸び悩む中、キヤノンが注力しているのは今までプリンターを使っていなかった人にプリントの楽しさを伝えること。写真を部屋に飾ったり、ラベルやブックカバーを作ったりといった活用法を提案することで、“暮らしを豊かにするPIXUS”というイメージを広めようとしています。

その一環として7月にオープンしたWebサイト「P-note」では、写真を部屋に飾るためのノウハウやプリント素材を公開。リボンを結んでみたり、貼りあわせてジャバラ状のアルバムにしたり、大胆に切り抜いたり。写真が一気におしゃれになるアイデアがそろっています。


「P-note」のターゲットユーザーは女性、特に子育てや学校行事などのイベントが多い“ママ世代”ですが、あまりお金をかけずに部屋を彩るアイデアは 多くの人の参考になりそう。スマートフォンでお気に入りの写真が撮れたら、プリンターでさっと印刷し、ちょっとひと手間をかけてスペシャルな1 枚に仕上げてみては？