北極海の海氷は現在、この時期では観測史上4番目に少ない面積まで減少しているそうだ。ウェザーニューズのグローバルアイスセンターが発表した、2015年の北極海の海氷傾向による。

例年9月に記録される最小海氷域面積は、昨年や一昨年より小さくなる予想だ。また、北極海航路は、ロシア側の北東航路が8月中旬、カナダ側の北西航路が9月初めに開通し、2年ぶりに両航路とも通行可能になる見込み。


北極海の海氷が観測史上4番目に小さくなった―1日10万平方キロのペースで海氷が融解
北極海の海氷分布(7/28時点)と過去の航路開通期間(黄色部分)
および2015年の予想開通期間(赤・青色部分)

開通とは、海氷域に入ることなく全航路を通ることができると衛星観測データから判断される状況。

現在、北極海の海氷は約700万平方キロメートルで、1日に約10万平方キロメートルのペースで融解しており、この時期では、2012年、2007年、2011年に次ぎ、観測史上4番目に小さい面積となっている。

今年は昨年や一昨年に比べ、特にロシア沿岸で海氷の融解が進んでおり、カラ海西部やラプテフ海東部、チュクチ海ではすでに大半の海氷が融けている。また、カナダ多島海でも昨年以上に融解が進んでいるそうだ。