2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられた「はやぶさ2」が目指す小惑星「1999 JU3」の名称(名前)案を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が募集している。応募受付は8月31日午前10時まで。応募資格は特にない。年齢、国籍など一切不問で、誰でも、何回でも応募できる。

「はやぶさ2」が目指す小惑星、名前を募集中
「1999 JU3」の名前を募集

応募する名称(名前)案には、国際天文学連合(IAU)が定めるいくつかの条件(ルール)がある。


まず、名称は英語のアルファベットで16文字以下で、日本語の場合はローマ字表記する。

また、1つの単語が望ましく、発音できなければならない。読めない名前は不可。攻撃的なもの、不快にさせるようなもの、他者を傷つける名前も不可。戦争や政治に関連した出来事や人の名称は、出来事が起こってから、あるいはその人が死亡してから100年以上経過していなければならない。

さらに、コマーシャルや宣伝となるような名称や、ペットの名称は認められない。

1999 JU3のように、地球軌道に接近する小惑星(NEO:Near Earth Object)には「神話由来の名称」をつけるのが慣例だが、天地創造や死後の世界に関するものは避ける。また、すでにある小惑星や衛星と似た名称も避ける。

ただし、神話由来以外の名称が認められることもあるので、名称案の応募の際には、「神話由来」の名称か「その他」かを選んで応募する。

インターネットで応募する場合には特設Webページの応募フォームを利用する。はがきで応募することもできる。応募された名称案は「1999 JU3命名選考委員会」(仮称)で選考、それを発見者である米国LINEAR(リニア)チームに伝え、リニアチームがIAUに命名を提案する。その後、IAUのCommittee for Small-Body Nomenclature(小天体命名委員会)が名称を審査する。

小惑星の名称は、IAUの下部組織Minor Planet Center(MPC)が発行する「Minor Planet Circulars」(MPCs)に掲載される。MPCsに掲載される時期は未定だが、早くて2015年11月末頃と考えられる。