これまで、病院などの医療機関では、電波を発信する携帯電話やスマートフォンなどは利用を控えなければならなかったが、2014年8月19日に電波環境協議会が発表した「医療機関における携帯電話等の仕様における指針」で、病院内における携帯電話、スマートフォンなどの端末の利用が大幅に緩和されたこともあり、最近では病院でもこれらの端末が使いやすくなっている。

宮崎県の中核医療を支える宮崎大学医学部附属病院では、教育研究活動・病院業務の効率化を目指し、大規模な Wi-Fi 環境を構築した。


宮崎大学医学部附属病院で大規模な Wi-Fi 環境、病室の奥まで電波を
宮崎大学医学部附属病院

宮崎大学医学部附属病院は、病床数632床、22診療科で構成され、医師と看護師合わせて約1,000名の職員が勤務する、宮崎県の高度先進医療施設。これまでも、医療内容の高度化・多様化に対応すべく Wi-Fi 環境を活用、モバイル端末で電子カルテを閲覧するなどして医療活動にあたってきた。

しかし、これまでの Wi-Fi 環境は、移動中にネットワーク接続が切れたり、病室の奥まで電波が届かない、などの問題があった。

今回導入した研究棟の Wi-Fi 環境では接続が大幅に改善されたことから、病院内でのアクセスポイントのリプレースを順次実施していく予定。

附属病院は今後、電子カルテ閲覧用端末と通話用端末を統合して、さらに業務の効率化を図る。また、医師の労務実態を把握するために位置情報を活用したり、院内で開催される講習会をテレビ会議で配信するなど、Wi-Fi 環境の新たな活用方法を検討していく。