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開発技術の概要 |
光利用効率の高い可視光を吸収する多接合半導体と、ナノサイズの構造制御技術を適用した金ナノ触媒を用いることで、燃料の原料となる一酸化炭素への変換を世界最高の1.5%の効率で達成した。ナノメートルオーダーの金ナノ触媒の作製条件を検討することで、二酸化炭素を一酸化炭素に変換する活性サイトを増加させ、さらに電解液も工夫し、効率を向上させた。
地球温暖化と化石燃料の枯渇を解決する手段として、エネルギー変換効率が高い人工光合成技術への期待が高まっている。今後、さらに触媒活性を高めることで変換効率を向上させ、2020年代の実用化を目指す。