LINE の Q&A サービス「LINE Q」は、ユーザーが不特定多数から質問を募集して回答できる新機能「私に聞いて」を導入した。さらに、11月4日からさまざまな分野の著名人がこの機能を使って質問に答えるキャンペーンも始まる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、若田光一氏などが登場する見込み。

「JAXA 宇宙飛行士だけど質問ある?」-- LINE、誰でも「質問募集」ができるサービス開始
新機能のイメージ

LINE Q では、これまでまずユーザーが質問を投稿し、それから不特定多数の回答を待つという機能を用意していた。新機能は逆に、ユーザーがまず不特定多数からの質問を待ち、それから回答する。なお、どちらの場合も質問、回答に応じて現金と交換可能な LINE Q のポイントを取得できる。

つまり「Yahoo!知恵袋」「OKwave」のようなサービスと、「ザ・インタビューズ」「Ask.fm」のようなサービスの特徴を併せ持ち、かつユーザーは利用に応じて報酬を受け取れるということだ。

新機能の使い方は、LINE Q のスマートフォン向けアプリケーションにある「マイページ」から「私に聞いてを投稿」という項目をタップし、質問を募集するための「お題」を入力、公開すればよい。自分の職業や得意分野、特別な経験などを書いて公開するよう、LINE は勧めている。例として 「メイクのことなら私に聞いて!メイクアップアーティストだけど質問ある?」といった文言を紹介している。

LINE Q 新機能の流れ
LINE Q 新機能の流れ

これは、ひと昔前に匿名掲示板で流行した「**(職業・身分)だけど質問ある?」といったやりとりを思い出させるが、LINE Q ではユーザー名を表示しての交流が中心のようだ。

LINE では新機能を盛り上げるため、著名人による質問募集のキャンペーンを実施する。参加する著名人として、若田光一氏をはじめ、LINE の森川亮社長、アイドルグループの「フェアリーズ」などの名前が並んでおり、幅広い層を取り込む狙いと見られる。

キャンペーンに参加する著名人
キャンペーンに参加する著名人

それとは別のキャンペーンとして、11月4日〜10日の間、新機能を使ったユーザー抽選で1,000人に LINE Q のポイント500点を付与する。さらに質問者をもっとも多く集めた上位3人のユーザーには5,000円分の LINE プリペイドカードを贈る。