総務省は、IT 分野の独創的な人材を支援する「異能(inno)vation」プログラムについて、一次選考に通過した人物とその研究テーマを発表した。「いいね!する車」や「耳飾り型コンピュータ」など、米国であればクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場しそうなアイデアが並んでいる。

「耳飾り型コンピュータ」「いいね!する車」--総務省の異能vation プログラム一次選考結果が発表
異能(inno)vationプログラム

異能(inno)vation プログラムは6月に発表。その内容は「ICT(情報通信技術)分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな ICT 研究開発課題に挑戦する人を支援する」というもの。


抽象的で独特な言い回しはソーシャルメディア上で話題になり、かつ困惑も招いた。7月には募集要項も明らかになったが、その内容も一風変わっており、これまた注目を集めた。

結局、617人から710件の研究テーマについて支援を求める応募があったという。一次選考ではそのうち37件を採択した。

総務省によると、落選にした研究テーマの中には、内容的には採択したテーマより現実的にすばらしい研究や完成した技術も多く見られた。しかし「これからの研究を応援する」というプログラムの目的に合わないためあえて外したとしている。

なお、落選したテーマの研究者は、別途「協力・協賛企業紹介プログラム」に応募できるようになっている。申し込めば、米国 Google の日本法人など、プログラムに協力する企業と提携して研究を進められる可能性がある。専用サイトのフォーム(ページ下部)から手続きができる。