三井住友カードおよび日本総合研究所、NTT データは、ビッグデータ分析技術を用いたクレジットカード加盟店管理システムの業務活用を開始した。

今回の取り組みでは、データベース化した特定のキーワードに基づき、インターネット上のさまざまな情報(EC サイトのページコンテンツ、Twitter やインターネット掲示板の評判など)を自動収集した上で相互に関連付けることにより、従来属人的に行っていた情報収集・判断を平準化するとともに、業務の効率化や人為的ミスの防止を図る。また、加盟店管理に必要な情報を、モニター画面に一元的に表示するダッシュボード表示を採用、オペレータが網羅的に情報を確認できるようにした。

NTT データなど、ビッグデータ分析技術をクレジットカード加盟店管理システムに
NTT データなど、ビッグデータ分析技術をクレジットカード加盟店管理システムに

今後は、情報系システムとの連動(管理状況の情報系への蓄積、活用)や、インターネット上の情報を契機とする加盟店管理機能のレベルアップを計画している。

このシステムは、米国 MarkLogic の 企業向け NoSQL データベース「MarkLogic Server」に NTT データが開発したエンリッチ化技術を組み込んだ分析基盤を活用し、ソリューション化したもの。本格利用には、その他システムなどの連携部分を含め、日本総研のプロジェクトマネジメントの下でシステムの導入を行った。

加盟店のホームページに記載された公知の情報や SNS の口コミなど、加盟店管理業務に必要となる情報を抽出し、それらの抽出されたテキストに対し意味解釈の結果にタグを付けて「MarkLogic Server」に格納/分析する。