大日本印刷(DNP)は、高機能な IC キャッシュカード即時発行機を2015年春に発売することを発表。既存機の約50%までサイズダウンを実現しているという。

DNP、コンパクトな“高機能 IC キャッシュカード即時発行機”を2015年春に発売
50%のサイズダウンを実現したという IC キャッシュカード即時発行機

DNP は、金融機関のホストコンピュータから受領したデータをもとにカード発行用データを生成し、ネットワークを通じて安全に発行機に送信するサービス「CDMS(Card Data Management Service)」を利用した IC キャッシュカード即時発行機を2010年から展開。店頭の限られたスペースにも設置したいという金融機関の要望に応え、小型化を実現したという。既存機と比べて機能や使い勝手も向上しており、接触 IC カードに加えて、ダブルストライプ(磁気ストライプ)と非接触 IC カード(NFC 対応)の発行もできる高機能モデルとなっている。

同社は今後、IC キャッシュカード即時発行機の普及と既存機からの置き換えを進め、2017年度までの3年間累計で20億円の売上を目指すとしている。