NEC、FashionTV、GMO メディア、イーブックイニシアティブジャパンの4社は共同で、新しいコンセプトのファッションビジュアルマガジン「persona.」(ペルソナ)を10月1日に創刊した。発刊サイクルは3か月に1回で、創刊号は1万部。店頭では販売せず、首都圏の美容室に無料で配布する。すでに順次配布を開始しており、創刊号は約200店舗からスタート。紙雑誌は美容室での閲覧用で、電子書籍はダウンロードが無料だ。

新創刊「persona.」(ペルソナ)
新創刊「persona.」(ペルソナ)
 
「persona.」は、全ページに渡って文字が一切使われず、ビジュアルな写真のみで構成される。20から34歳の女性の趣向に合わせたファッションやライフスタイルを提案する。

また読者は専用のスマートフォン向けアプリケーションを使えば、お気に入りの写真にかざすことで画像を認識し、ファッションストーリーやブランド Web ページの閲覧、クーポンの入手ができる。

各社は、「persona.」の誌面で扱う様々なコンテンツを通じて、自社と異業種他社の顧客が行き交う連携ネットワークを形成する。例えば、GMO メディア が同社のファッション共有 SNS「コーデスナップ」のアプリユーザーに「persona.」のプロモーションを行うことで、ぐるなびなど異業種の顧客を誘因する相互プロモーションが実現する。

各社は協同で事業を進める。NEC は画像認識エンジン「GAZIRU」を活用したサービス基盤の構築・提供。FashionTV は雑誌「persona.」の企画・制作・発行、専用アプリケーション「persona.」の開発・リリース。GMO メディアは、コンテンツ協賛、Web・アプリを通じたプロモーション。イーブックイニシアティブジャパンは、電子書籍化、電子書籍販売サイト「eBookJapan」上で「persona.」の提供を、それぞれ手掛ける。

プロデュースを手掛けるのは、国内外の女性に人気のフォトグラファー、米原康正氏。