プロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」は、本拠地の「楽天 Kobo スタジアム宮城」で無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス「Eagles-Wifi」を開始した。9月8日の「オリックス・バファローズ」戦から利用可能になる。

楽天、球場に無料 Wi-Fi 「Eagles-Wifi」導入-- イーグルスファン数万人が快適に通信可能
数万人が集まる球場でも快適な通信が可能とのこと

Eagles-Wifi につなぐと、楽天 Kobo スタジアム宮城内で、無料で自由にインターネットが使える。同球場を訪れる2万8,000人以上の観客全員が快適に利用できるという。

また、Eagles-Wifi に接続すると、専用サイト「At Eagles」を閲覧できる。プロ野球のライブ動画配信サービス「パ・リーグ TV」を無料で視聴できるほか、さまざまなクーポンが受け取れる。来シーズンからは、At Eagles 限定の動画や、試合と連動したゲーム、スタジアム内でのグッズ、飲食に関する情報や各種イベント案内なども利用可能になる。

Eagles-Wifi に接続すると専用サイトが利用できる
Eagles-Wifi に接続すると専用サイトも利用できる


Eagles-Wifi を構築したのは三井物産子会社の三井情報。米国 Cisco Systemsの「スタジアムWi-Fiソリューション」を採用している。

通常、Wi-Fi は人が密集した環境下ではつながりにくくなる。しかし今回は数多くの AP を設置し、さらに個々の AP のカバーエリアを小さくすることで、人体による干渉を低減し、数万人が集まるスタジアムでも安定して利用できるようにした。

さらに屋外スタジアムとしては国内で初めて、次世代 Wi-Fi 規格 IEEE 802.11ac に準拠しており、スマートフォンやタブレット側が同規格に対応していれば、高速で通信が可能となっている。