LINE、100億円規模のゲームファンド設立、ゲーム開発会社 gumi にも出資
LINE は gumi に出資する
無料メッセージアプリケーションの LINE がゲーム事業を一気に拡大する。9月以降に新たにゲーム開発会社を対象とした100億円規模の投資ファンドを立ち上げる。今後ゲーム開発会社 gumi にも出資する。いずれも世界市場を意識した動きだ。

LINE はすでに強力なゲームパブリッシャ(販売会社)としての顔を持ちつつある。


例えば最近人気のパズルゲーム「ディズニーツムツム」は、米国 Apple のアプリケーション配信サービス「App Store」日本版の売り上げランキングで、「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」と上位を競うほどになっている。

今の LINE であれば、過去に多くのソーシャルメディアが試みたように、ゲームの世界市場を狙ったとしても、そこまで無謀とは言えないだろう。

■100億円規模のファンドで日本発のゲームを海外展開

同社が新設するファンドの名称は「LINE GAME Global Gateway(仮)」。9月9日から5年間をかけて約100億円規模の資金を運用する。代表者は LINE 上級執行役員 CSMO(最高戦略・マーケティング責任者)の舛田淳氏だ。日本のゲーム開発会社を資金面で支援し、その作品を「LINE GAME」ブランドで海外展開させる。

■世界展開に成功した「ブレイブフロンティア」を持つ gumi にも出資

また LINE は  gumi と8月中旬にも投資契約を結ぶ。出資額や払込時期は未定だが、出資比率は10%未満で協議中だという。

gumi は子会社エイリムを通じて人気のロールプレイングゲーム(RPG)「ブレイブフロンティア(ブレフロ)」を運営中。こちらは日本だけでなく、北米、欧州、東南アジアなど50か国以上に展開し、成功を収めている。

今後、LINE が gumi を資金面で支援することで、年間複数本のゲームを投入可能にする。gumi は年内にも LINE 向けのゲーム開発を始める。また世界中の LINE ユーザーを取り込めるような形でゲームの海外展開を進めていく方針だ。