佐川急便が、ネットオフのグループ会社、リネットジャパンと、宅配便を使った使用済小型家電の回収事業を開始するそうだ。

まず、7月1日から愛知県大府市、小牧市、豊橋市で先行スタート、7月21日から愛知県全域で本格スタートした。

これは、ユーザーの自宅まで回収に行く、小型家電リサイクル宅配回収サービス。宅配回収することで、簡単に小型家電をリサイクルできるようにしたもので、回収率の向上とリサイクルの促進を図る。

PC や携帯電話などの小型家電には、有用な金属が多く含まれているが、有効利用されることなく埋立て処理されたり、海外で不適正に処理されることが多かった。

2013年4月から小型家電リサイクル法が施行され、すでに一部の市町村では回収が始まっているが、「近くに回収ボックスがない」「持ち込むのが面倒」などの理由で、回収が進んでいない地域が多い。

そこで、リネットジャパンと佐川急便が協業スキームで小型家電リサイクル法の再資源化事業計画を申請し、リネットジャパンが認定を取得(認定番号 第24号)した。これにより、小型家電リサイクル品の宅配回収サービスが実現した。現在は愛知県のみだが、早期に全国展開してほしいサービスだろう。

料金は箱単位で、1箱880円(税別、3辺140センチメートル、20キログラム以内)。ただし、これはキャンペーン価格で、正価は1,380円だ。

佐川急便、PC や小型家電のリサイクル回収宅配サービスを開始
回収スキーム

対象品目
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