中日新聞社は、首都圏で発行している有力ブロック紙「東京新聞」の電子版を8月1日に開始する。原発、憲法報道や「こちら特報部」「TOKYO発」などの特色ある紙面を他地域で読めるようにする。代金は月額3,450円(税込、以下同じ)。同社が発行する中京圏のブロック紙「中日新聞」の有料読者会員サービス(月額324円)に加入していると無料。

東京新聞が電子版を開始へ、ブロック紙を全国・海外で購読可能に
東京新聞 電子版

東京新聞の電子版は朝刊を6時、夕刊を17時に受け取れる。印刷版と同じ紙面をそのまま閲覧できるだけでなく、記事をすばやく拡大、縮小できるビューアを備える。写真はオールカラー。また毎週日曜の別刷り「サンデー版」も読める。

これに加え、1か月分のバックナンバーが参照でき、過去5年間の記事が回数制限なしで検索できる。気になる記事を切り抜いて保存できる「スクラップ帳」機能もある。

申し込み方法は、まず8月1日以降に東京新聞の Web サイトにアクセスし、電子版の申し込み窓口から氏名や住所などを入力する。その後、PC ではそのまま紙面が読める。スマートフォンやタブレットの場合、iOS 版または Android 版のアプリケーションを利用することになる。アプリ自体は無料で、1か月前の紙面を試し読みできる。

東京新聞は首都圏以外では購読できないブロック紙だったが、東日本大震災以降は、報道内容が Twitter や Facebook などソーシャルメディア上で話題になることが増え、全国から電子版を作ってほしいとの要望があったという。

なお、東京新聞の電子版では当面、キャンペーンにより申し込みから2か月、代金が無料になる。