KDDI、沖縄セルラーは、歩きながらスマートフォンの操作をする、いわゆる「歩きスマホ」による事故を防止するため、「歩きスマホ注意アプリ」の配布を開始した。対応機種は Android 搭載 au スマートフォンで、料金は無料。

「歩きスマホ注意アプリ」、KDDI/沖縄セルラーから
「歩きスマホ注意アプリ」、KDDI/沖縄セルラーから

同アプリは、ユーザーがスマートフォンの画面を見ながら歩行すると、「歩きスマホ」を警告する画面が全面に表示される仕掛け。立ち止まるまで、画面に警告画面が表示され続ける。歩行検知技術を応用し、人の歩行中の動作のみを感知するため、車や電車などでの端末の揺れは感知しないとのこと。

警告画面
警告画面

警告画面は半透明で、表示されたあとも、メール本文の作成を続けたり、ゲームデータの内容を歩きながら保存することはできるが、メールの返信などはできない。

歩行中の画面
歩行中の画面

昨年5月にインターネットコムで「歩きスマホ」について調査した際には、歩きながらスマートフォンを使う人は、「たまに使う」「よく使う」ひとを合わせて80.0%に上った。またスマホ非所有者の7割が、歩きスマホを規制した方がいいと思っているとの調査結果もでている。

バスや電車など公共機関での携帯電話の通話や、イヤホンの音漏れの問題など、新たなデバイスやテクノロジーが出てきた際には、マナー面や安全面で問題が生じることもあるが、次第にそれらに対するマナーの意識が定着していくもの。今回の歩きスマホの問題も、いずれはマナーとして人々の間に定着するのだろう。