東芝は、英国シェフィールド大学が工学・物理化学研究委員会(EPSRC)の助成を受け、配電会社のウェスタン・パワー・ディストリビューション社と連携して行う、系統周波数調整用蓄電池システムの実証試験向けに蓄電池を受注した。蓄電池を9月に納入し、実証は11月から開始される予定。

東芝、系統周波数調整実証試験向けに蓄電池を受注
東芝、系統周波数調整実証試験向けに蓄電池を受注

この蓄電池は、チタン酸リチウムを用いた 1MWh 相当の容量の東芝製リチウムイオン二次電池「SCiBTM」で、約1万回以上の充放電が可能な長寿命、高い安全性、高入出力などの優れた特性が評価された。英国ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトンのウィレンホール変電所に設置され、気象条件により出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴う系統周波数調整に用いられ、電力の安定供給の維持に貢献する。