Amazon.co.jp は、物流施設「アマゾン多治見フルフィルメントセンター」の敷地に30〜40頭のヤギを投入する。環境に配慮しつつ除草を行うためだ。

Amazon.co.jp、物流施設に「ヤギ」投入、去年の2倍--エコな除草のため
ヤギを利用した「エコ除草」

同施設は岐阜県多治見市に位置し、敷地面積は2.9万m2とされる。ヤギによる除草は前年も行ったが、今回は投入する頭数を約2倍に増やす。ヤギはいずれも特製の社員証を着用し、敷地内に設置された木柵の中でむしゃむしゃと草を食み、敷地のうち約3,750m2を「エコ除草」するという。

岐阜県高山市の農業生産法人 の F R U S I Cが協力しており、利用するのは同社飼育のヤギとなる。除草は、6月から11月まで毎週火曜日9時〜15時に行う予定。

一般には「放牧」と呼ばれる行為であろうと思われるが、広大な敷地の一部について除草剤などを控えて手入れできるとすれば興味深い。

また、Amazon.co.jp によると、この取り組みは社員の働きやすい環境づくりの一環でもあり、社員に「癒し」をもたらすことも目的。前年の実施時に、社員からは「子ヤギと大人のヤギが一緒に除草している光景を見ると癒される」といった声があったとしている。

なお、Amazon.co.jp ではペットにケガや病気によりケアが必要となった場合に休暇を取得できる制度を導入している。また米国 Amazon.com では、ペットの犬を職場まで連れていける制度もあるなど、動物好きを前面に押し出している。