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Google マイビジネスの初期画面 |
一般ユーザーにとっては、わざわざグルメ情報サイトなどを使わなくても、Google で「イタリアン」「中華」などと検索するだけで、店舗の正確な情報を一覧できる。
海外では「Yelp」、日本では「食べログ」「ぐるナビ」などと競合しそうだ。もっとも他社にとって脅威になるかどうかはよく分からない。
■また名称変更?
そもそも、Google がこの分野に参入してもうずいぶん経つが、いまだ圧倒的な利用シェアは持っていない。振り返れば、同社は2005年に「Google ローカルビジネスセンター」という名称で、店舗が情報を無料登録できるサービスを開始し、2010年には「Google プレイス」という名称に刷新した。
Google プレイスでは、店舗が登録した情報について、一般ユーザーからクチコミの投稿を受け付け、より充実した内容を表示する機能を備え、いっそう Yelp などに近い内容になっている。
今回の Google マイビジネスは、さらに Google プレイスのうち、店舗が情報を登録する機能(ビジネスオーナー向け Google プレイス)を強化したものだ。果たして利用拡大につながるだろうか。
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「ビジネスオーナー向け Google プレイス」から「Google マイビジネス」の移行を告げる画面 |
■スマホ・タブレットの専用アプリで店舗情報を更新可能
Google マイビジネスでは PC 版 Web サイトに加え、スマートフォン、タブレット向けの専用アプリケーションから簡単に作業ができるのが特徴。すでに Android 版が利用でき、iOS 版も今後公開になる見通し。
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店舗の情報登録、最新の話題の投稿、アクセス解析までこなすアプリ |
同アプリでは、店舗の情報登録、管理以外に、Google の SNS「Google+」に店舗の公式ページを更新することが可能。公式ページに写真やセール情報、クーポンなどを投稿すると、一部は Google 検索などに反映させられる。
これに加え、ユーザーが Googleで店舗の情報が表示された回数などの統計情報をグラフなどで閲覧できる。