LINE は、同社が経営するスマートフォンアプリ「LINE」のビジネスアカウント「LINE@」で、5月中旬から実施される新機能や無料アカウント提供の事前登録受付を開始した。

今回の機能強化のポイントは2点。お店がメニューやクーポンなどの店舗情報を編集できる「LINE お店ページ」機能、ユーザーとお店が双方向にメッセージを送れる「LINE お店トーク」機能だ。「LINE お店ページ」は LINEと Web の両方で公開され、「LINE お店トーク」では、ユーザーが直接お店に問い合わせができ、予約や在庫確認、空席情報などのやり取りができるようになる。

LINEビジネスアカウント「LINE@」、お店と「LINEする」関係に?ー5月中旬の全面強化に向け事前受付開始
店舗情報(メニュー、クーポン、写真/動画など)が参照できる「LINE お店ページ」

「LINE@」は、飲食/アパレル/美容/宿泊施設などの実店舗を対象に、LINE のプラットフォームを利用して店舗の販売促進をサポートする O2O(Online to Offline) サービス。2012年12月にサービスを開始してから、アカウント開設数は3万件以上に成長し、LINE@ から配信されたクーポンを利用するユーザーも約40%を占めるようになったという。

今回強化される機能は以下の通り。
・LINE や Web上から店舗情報(メニュー、クーポン、写真/動画など)が参照できる「LINE お店ページ」
・ユーザーと店舗が双方向にメッセージを送ることを可能にする「LINE お店トーク」機能
・「LINE 電話」から LINE@ 加盟店舗に発信した場合は、通話料が無料になるフリーダイヤルも期間限定で提供(「LINE 電話」とは、LINE から国内外の固定/携帯電話番号に低料金で通話ができる機能)
 
ユーザーと店舗が双方向にメッセージを送れる「LINE お店トーク」機能
ユーザーと店舗が双方向にメッセージを送れる「LINE お店トーク」機能

料金は、従来の月額5,000円(税抜)の有料版と、無料版(スタンダードプラン)の2タイプ。無料版ではメッセージ配信数に一部制限があるが、主要機能をすべて利用できる。また初期費用は有料版、無料版ともに無料。

5月中旬の全面強化にあたり、LINE@公式サイトにて事前登録受付を開始している。

今後は、店舗向け CMS(コンテンツマネジメントシステム)の提供や、位置情報を利用して LINE 上から LINE@ 加盟店舗の情報を表示する機能など、更なる拡充を行う予定だという。