NTT ドコモは、クラウド型のキャリアメール サービス「ドコモメール」の利用者が4月12日に1,000万人を超えたと発表した。2013年10月24日の提供開始から半年弱での達成である。

ドコモ、クラウド メール「ドコモメール」利用者が1,000万人突破
クラウド型キャリアメール サービス「ドコモメール」
(出典:NTT ドコモ)

ドコモメールは、従来のキャリアメール サービス「sp モード メール」がサーバー クライアント方式であるのに対し、メールをクラウド環境にあるドコモのサーバーで管理する方式。sp モード メールだと端末側のスマートフォンで受信したメールはサーバー上から削除されてしまうが、ドコモメールは端末からメールをクラウド環境に残したまま閲覧できる。

1台のスマートフォンからアプリケーションを介して利用できるほか、ほかのスマートフォン/タブレットや、Web ブラウザ経由でパソコンからアクセスしたり、IMAP 対応メール クライアント ソフトウェアで使ったりすることが可能。機種変更時のデータ移行や、スマートフォン紛失時のデータ復旧も容易だ。

ドコモは当初ドコモメールを2013年1月に開始するとしていたが、「一部開発内容における抜本的な見直しの必要があることが判明したため」などの理由で提供を遅らせた。その後、サービス開始から段階的に機能や対応機種を追加し、1,000万人までユーザーを増やした。提供開始はもたついたものの、サービスを始めてから大規模な障害は起こしていない。