ダウンロード数200万件を突破し、人気の高まるスタートトゥデイのファッションコーディネートアプリケーション「WEAR」だが、ここへ来て大きな方針変更を発表した。同アプリの目玉機能の1つであるバーコードスキャンを4月30日で中止するという。

「お店で見てネットで買う」はナシ?--ファッションアプリ「WEAR」がバーコードスキャン中止
WEAR

WEAR はファッションブランドの店舗スタッフや一般ユーザーが投稿したさまざまなコーディネート例を検索、閲覧できるアプリ。大きな特徴の1つとして、店頭にある商品のバーコードをスマートフォンのカメラで読み取り、関連情報やコーディネート例を探す機能がある。

スタートトゥデイの当初の説明では、バーコードスキャンの履歴はスマートフォンに保存でき、店頭で購入する際の判断材料にするだけでなく、家に帰ってからショッピングサイトで買う際の参考にもできるとしていた。

そのため、店舗では商品を下見するだけで、実際の購入はインターネット通販を使って安く済ませる、いわゆる「ショールーミング」を容易するという指摘も外部から出ていた。

スタートトゥデイの新たな発表によると、4月30日付けで WEAR のバーコードスキャンを一般ユーザーが使えないようにする。同時にパルコの店頭やブランドの路面店で実施中のバーコードスキャンを利用したショッピングの実験も終了する。店舗スタッフは引き続き、コーディネート例の提案など接客ツールとしてこの機能を利用できる。