近年よく耳にする「IoT(モノのインターネット)」。家電や自動車などさまざまなモノがインターネットにつながることで、私たちの生活が便利になると期待されています。そんなIoTの最先端を体験できるヤフー主催のイベント「myThings Xmas−冬を楽しむIoT−」が12月16日に開催されました。

【レポート】IoTって楽しそう!ヤフー「myThings」と最新家電が生み出すライフスタイル
おうちでIoT、使ってますか?
 
体験イベントの主役は、ヤフーが展開するIoT製品向けアプリ「myThings」。“モノとWebをつなぐプラットフォーム”として開発された同アプリを使うことで、IoT対応の家電をメールやSNS、ストレージなどのWebサービスと連携させることができます。複数の製品とサービスを掛け合わせることで、新しく便利な使い方が生まれるのだとか。ここではその使い方をいくつかご紹介しましょう。

「myThings」の画面のイメージ
「myThings」の画面のイメージ

【使用例1】「myThings」(Yahoo!メール)+鍵型スイッチ「Hackey」

Cerevoが開発した「Hackey」は、Webサービスやアプリを操作できる鍵形のデバイス。
「myThings」を使って「Yahoo!メール」と連携させることで、家族の安全確認に役立てることができます。例えば、子どもが外出直前にHackeyの鍵を右に回せば、お母さんは「家を出たよ」というメールを受信。逆に左回しされれば、無事帰宅した旨が通知されます。スマートフォンを使えない小さなお子さんや高齢者も、これなら簡単に使えますね。

「鍵」の操作で「外出」「帰宅」を家族に通知
「鍵」の操作で「外出」「帰宅」を家族に通知

LEDの点滅で天気を知らせてくれる機能も
LEDの点滅で天気を知らせてくれる機能も
 
【使用例2】「myThings」(Yahoo!天気・災害)+「iRemocon」+オーディオ機器

「空模様を音楽で楽しむ」という風変わりな提案がされていたのは、グラモが展開する「iRemocon」のコーナー。照明やエアコン、オーディオなどの家電をスマートフォン1台で操作できるようにするコントローラーです。myThingsを使って「Yahoo!天気・災害」と連携させることで、「雪が降る日の朝は電飾を光らせる」「雪が降ったら(オーディオで)クリスマスソングを流す」といった設定をすることが可能。TVの天気予報ではなくクリスマスソングで雪の到来を知るなんて、ロマンチックではありませんか?
 
 「クリスマスソングで雪をお知らせ」とはロマンチック!
「クリスマスソングで雪をお知らせ」とはロマンチック!
 
 「寝入ったら家電をシャットダウン」といった設定も
「寝入ったら家電をシャットダウン」といった設定も

【使用例3】「myThings」(Yahoo!知恵袋)+コミュニケーションロボット「BOCCO」

ユカイ工学が開発した可愛いコミュニケーションロボット「BOCCO」もmyThingsに対応しています。例えば「Yahoo!知恵袋」に質問を投稿して、その回答を待っているとき。回答が投稿されるとすかさずBOCCOが読み上げてくれます。「Yahoo!天気・災害」と連動させれば、天気に応じて「雨が降りそうだよ。傘を忘れないでね」「さむいよ〜。風邪に気をつけてね」などとしゃべってもらうことも可能。ほのぼのする見た目ながら、頼れる存在となりそうです。

BOCCOの発言はスマートフォンで確認することも可能
BOCCOの発言はスマートフォンで確認することも可能
  
 心和むルックスのBOCCOさん
心和むルックスのBOCCOさん

ここでは「Yahoo!JAPAN」サービスとの連携を中心に紹介しましたが、myThingsで連携できるWebサービスはそのほかにもたくさん!製品とだけではなく、「Twitter」と「Instagram」、「YouTube」と「プッシュ通知」、「ぐるなび」と「Evernote」といったWebサービス同士の連携も設定できます。いろいろ組み合わせて使ってみることで、慣れ親しんだ製品やサービスにも新たな楽しさや便利さを発見できるかもしれません。