それ便利か?mineo、赤の他人とスマホのパケットをシェアできる「フリータンク」
フリータンク、便利なのか?

割安な携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」が、このほど始めた新機能「フリータンク」が話題だ。mineoを使っている人全員で、あまったパケット通信量をシェアし、足りない人が使う仕組み。便利なのかどうかは判断しかねる。

mineoは、あまったパケットを家族や友人と分け合える「パケットシェア」や「パケットギフト」などの機能をすでに導入している。今回はさらにもう一歩進化させて、見ず知らずの他人もふくめmineoを使っている人全員でパケットを共有するフリータンクを始めた。

有効期限が切れそうなパケットをフリータンクに入れたり、逆に足りないときはフリータンクから引き出したりして使える。パケットの受け渡しは、mineoを使っている人同士が交流するためのSNS「マイネ王」で行う。

フリータンクへ入れる際は、時期や回数に制限は無く、月に合計10GBまで。フリータンクから引き出す際は、月に2回、合計1GBまでとなっている。

また、マイネ王でのやり取りで感謝の気持ちや賞賛を伝えるため、他人同士がパケットを10MB単位で贈れる「チップ」機能も新たに加わった。

チップ機能については、分からなくもない。SNSで有益な情報を教えてもらった謝礼とか、面白い取り組みへの賛同といった意味で「投げ銭」がわりに使うのは納得できそうだ。

しかしフリータンクは、もちろん毎月追加で1GBパケットを使えるとすればありがたいが、果たして赤の他人のためにあまったパケットを寄付する人などいるのだろうか。それくらいなら家族や友人に贈るとか、自分で使い切ろうとするはず、というのは少数派の卑しい考えなのだろうか。

mineoのSNSに集まったコメント。どう考えたらいいのか
mineoのSNSに集まったコメント。どう考えたらいいのか

なお、mineoでは、これらの機能を通じてサービスを使っている人同士の交流が活性化することを目指すとしている。