三省堂の漢和辞典『全訳 漢辞海』(ぜんやく かんじかい)が、iPhone/iPad用辞書アプリになった。三省堂から、『全訳 漢辞海 第三版』のデータが、物書堂が開発する辞書アプリ『全訳 漢辞海 第三版』(略称:漢辞海)に提供され、オンラインストア「App Store」で配信が開始された。

辞書アプリ『漢辞海』は、文字の並びが書籍版と同じく縦組みで美しく、高速に表示される。表示される文字も、書籍版と同じモトヤの「モトヤ明朝」が採用されている。


iOSアプリの漢和辞典『漢辞海』、タップするだけで漢字が見つかる
縦組みの緩和辞書アプリ『漢辞海』

このアプリでは、タップするだけで知りたい漢字が見つかる仕組みになっていて、漢字の情報が断片的でも、インデックス(索引)の「部首」や「音訓」、「総画数」などからタップしていくと、目的の漢字にたどり着くことができる。

また、熟語、句法(基本的構文や文法)、なりたち、類義語、難読語、イラストカットなどを、それぞれまとめて眺めることができる、独自のタイル状のインデックスを持つ。パナソニックの手書き文字認識エンジン「楽ひら」を搭載、指で漢字を書いて目的の漢字を探すこともできる。

価格は3,000円(税込)、動作環境はiOS8.1以降のiPhone、iPod touch、iPadで、約120MBの空き容量が必要。

『全訳 漢辞海』は、「漢文を読む」ための漢和辞典と「漢字情報を調べる」ための漢字辞典のふたつの要素を両立させた漢和辞典。2000年に初版が発行され、現在は第3版。収録される親字(見出しとなる漢字)は1万2,500字である。

漢字の部首の分類は、1716年に中国で完成した『康熙字典』(こうきじてん)に基づく伝統的な部首分類を採用。漢文用例(漢文における用いかたの例)は、 漢文学習で重要な古典作品から収録。漢文用例すべてに現代日本語訳、書き下し文、出典を明示している。