米国 Google は文字入力システム(IME)「Google 日本語入力」の Android 版を刷新した。「マテリアルデザイン」の採用と操作性の改良が中心。対応 OS は Android 4.0 以降となる。

Google 日本語入力、Android 版が「マテリアルデザイン」に刷新-- iPhone 版は言及なし
マテリアルデザインに対応した Google 日本語入力

Google 日本語入力の Android 版では、新たにマテリアルデザイン「ライト」「ダーク」2種類のキーボードテーマを追加した。設定画面から選択できる。またアイコン上の文字も「Noto」フォントと新しい「Roboto」フォントを使って一新した。文字入力画面も変更している。


Android 5.0 向けにハードウェアキーボード用の候補ウィンドウやレイアウト情報を追加するなどの機能拡充も行った。これに加え顔文字の拡充や、音声入力、絵文字入力へのショートカットも導入している。タブレット向けのサイズ調整、中国語(簡体、繁体)と韓国語による設定画面の表示対応、32bit MIPS/ARM 64bit アーキテクチャのサポートも開始した。

このほか、外部ストレージ(SD カードなど)にあるファイルからユーザー辞書をインポートできなかった問題を修正した。

Google はこれからも日本語入力をよりよくするため開発を進めると表明。プロダクトフォーラムでのフィードバックを歓迎している。

■ iOS 版には言及なし

ところで、期待が集まる iOS 版については、今回の刷新でも Google はまったく言及しなかった。

以前からプロダクトフォーラムでも散発的に iOS 版の開発を求める声が出ているが、同社のこれまでの返答はいずれも短く「今後の予定については伝えられないが、いただいた要望はすべて参考にしている」といった内容。今回も動きがなかったことを踏まえると、当面は望み薄かもしれない。

ただ、すでに有志の手によって、Google 日本語入力のオープンソース版「Mozc」を組み込んだ iOS 向け IME「JapanesKeyboardKit」などの開発が試みられている。つまり Google 日本語入力の基本機能を iOS で利用するだけであれば、技術上の困難は大きくないと見られる。