台湾 HTC の日本法人は、OS に Android 5.0 Lollipop を搭載したタブレット「Nexus 9 」の無線 LAN(Wi-Fi)対応モデルを11月下旬に発売する。希望小売価格はストレージ容量 16GB モデルが3万9,900円(税別、以下同じ)、32GB モデルが4万5,900円。

また LTE 対応で SIM ロックフリーの 32GB モデルも5万9,900円で12月以降に発売する。いずれも全国の大手家電量販店とショッピングサイトで10月18日から予約が可能。

Android 5.0搭載タブレット「Nexus 9」は3.99万円から--「iPad Air 2」より3割安
Nexus 9

Nexus 9 は、米国 Google の「Nexus」ブランドを関した最新機種。新 OS に加え、CPU に 64bit デュアルコアの NVIDIA Tegra K1 を採用するのが特徴。

ディスプレイは8.9型 QXGA(2,048×1,536ドット)で、カメラは背面が約800万画素、前面が約160万画素。メモリ容量は 2GBだ。バッテリ容量は 6,700mAh。オプションとして、ノート PC のように使うために磁石で装着してキーボードがある。重さは Wi-Fi モデルが 425g、LTE モデルが 436g。本体カラーは「インディゴ ブラック」「ルナーホワイト」「サンド」の3種類。

すでに Google が日本におけるおおよその発売スケジュールを公開しているが、今回の HTC の発表では希望小売価格などの詳細も明らかになった。米国 Apple のタブレット「iPad」シリーズの新モデルと比較検討が容易になったと言える。

もっとも 8.9型の Nexus 9 を、7.9型の iPad mini 3 のライバルと見るか、9.7型の iPad Air 2 のライバルと見るかは判断の分かれるところだ。ちなみに iPad mini 3 の Wi-Fi モデルは直販価格が4万2,800円、 iPad Air 2 は同5万3,800円となっている。