4.7型と5.5型の2サイズ構成となった「iPhone 6/6 Plus」。ユーザーインターフェイス(UI)部分でさまざまな改良のある新 OS 「iOS 8」の特徴もあいまって、「アプリケーション開発者泣かせ」といった声もちらほら聞こえる。著名アプリを手掛ける数社に対応状況を尋ねた。

iPhone 6 はアプリ開発者泣かせ?そうでもない?-- 各社の対応やいかに
iPhone のサイズ比(出典:Apple

iPhone のサイズ変更は、以前にはアプリ開発者を悩ませた。2012年の「iPhone 5」登場当初、アプリの UI をどうするかは、ちょっとした話題になった。増して今回の iPhone 6/6 Plus では 一気に2つも異なるサイズが登場する。


ただ著名アプリの開発元は、問い合わせた限りではおおむね対応に自信ありげなようすだった。例えばニュースアプリの旗手「SmartNews」は、iPhone 6/6 Plus の正式発表前から、4.7型と5.5型が出るという情報をもとに両サイズに対応できるよう準備していたという。また SmartNews では iOS 8 ならではの新機能も投入するとしており、今後が楽しみなところだ。

もちろん目先を利かせたのは SmartNews だけではないだろう。最新の iOS アプリ開発環境「Xcode 6」には、既存の iPhone、iPad と異なる画面サイズ、解像度を「resizable iPhone」「resizable iPad」として設定できる機能が加わっていた。それとは別に、新端末のサイズについて確度の高い情報を今回は幅広い層が事前に入手できた。一般ユーザーさえ「9to5mac」など専門ブログを通じ Apple の発表内容のほとんどを先に知ることが可能なほどだった。

インターネットサービス大手においては何をか言わんやだろう。「爆速」をキャッチフレーズにしているヤフーでも、複数のアプリで iOS 8 対応を進めているとのこと。遠からず正式発表する予定とかで、更新作業は順調なようすをにじませた。iPhone 6/6 Plus の新たな画面サイズへの対応について多くは明かさなかったが、あまり問題視しているそぶりはなかった。

最近は乗っ取り対策に追われている印象のある無料メッセージアプリの「LINE」にしても、細かい部分は答えられないが、iPhone 6/6 Plus、iOS 8 への用意はしてきたとのことだった。新端末、新 OS でもユーザーが快適にアプリを利用できる態勢を整えているという。

米国時間9月17日の iOS 8 公開後、恐らく堰を切ったように準備万端の各社からアプリの新版が登場すると見られる。それでももちろん、思わぬトラブルは発生するものだ。今回は何が起きるのか心配でもあり、興味深くもある。