これで Google は iPhone・iPad 向けオフィスアプリのラインナップを一通り完成させた |
米国 Microsoft(MS)の「Office」シリーズは、以前からモバイル対応が進んでいるが、日本ではまだ iPad や Android タブレットから利用できない。また海外でもフル機能を使うには、サブスクリプション(定額課金)サービスへの加入が必要だ。
一方、Google が開発した代替アプリである Google スライドは無料で、タブレットでも自由に使える。PowerPoint 形式の文書を取り込んだ場合の再現性などにやや問題があるとしても、その利便性には魅力がある。
なお、Google はワープロアプリ「Google ドキュメント」と表計算アプリ「Google スプレッドシート」も更新し、それぞれ Word 形式、Excel 形式の文書をそのまま編集できるようになった。いずれも対応 OS は iOS 7.0 以降。
MS Office のタブレット版が日本に上陸していない現状では、iWork や POLARIS Office などと並んで有望なオフィスアプリ(生産性アプリ)の1つといえる。ただし猫の目のように変わる Google の製品戦略によって、QuickOffice のように突然消える、というリスクを頭に入れておけば、だが。