MetaMoJi は、iPad や iPhone で開いた PDF に手書きでコメントを入れられるノートアプリケーション「Note Anytime」を強化し、デザインを刷新するとともに、有償版に録音機能などを追加した。さらに7月22日まで期間限定で、通常価格800円の有償版を200円に値引きする。

iPad から PDF に手書きできる「Note Anytime」--200円に値引き、音声メモも可能に
Note Anytime

Note Anytime は、PDF を開いて手書きで注釈や校正を書き込み、保存して外部に送信できる。書き込みの入った PDF はほかのアプリから閲覧が可能。原稿を紙に印刷して「赤入れ」をしていたようなユーザーのあいだで、使いやすい代替手段として高い人気を誇る。

今回は有償版に加わった録音機能では、メモを書き入れながら、音声を吹き込むと、文章と音声を関連付けて、後から頭出しが簡単にできる。写真や文章を原稿に入れてから、あらためて音声を追加することも可能だ。

会議の内容の聞き直し、授業の振り返り、プレゼンテーション資料での音声の利用など、さまざまな場面で生かせる。

これに加え、写真を自由な形で切り取り加工して貼り付けたり、複数のテキスト、図形を上下左右に揃えて配置したりできるようになった。またタブによる複数の原稿間のコピー&ペーストなども可能になった。プレゼンを簡易に行える「ライブ・プレゼン」機能も加わり、日本語手書き入力エンジン「mazec」の機能も強化している。

操作画面はフラットデザインになった。次の操作をヒントヘルプで表示する機能も付き、初心者が使いやすくなっている。

また複数人で1つの資料に手書きしながら会議ができるアプリ「Share Anytime」も改良している。iOS 版を先行して刷新し、Android 版、Windows 8/RT 版も追って刷新する。

会議をはじめるダイアログの改善により、開催手順をわかりやすい UI に変更した。また「司会者」設定手順の見直しや、「書記」モードの新設、録音した音声の会議参加者間での共有を実現するメディアサーバ機能の追加などを行っている。

併せて MetaMoji はオンラインストレージ「デジタル・キャビネット」を拡充し、「MetaMoJi クラウド」と改称して今秋からサービスの本格化するとしている。

なお、iOS 版の Note Anytime、Share Anytime はともに通常価格が800円のところ、7月22日まで200円で購入可能となっている。