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国ごとの製造が一元化できる |
従来、世界各国に M2M 機器を販売する企業が海外通信事業者の回線を利用する場合、機器の製造時に各国の通信事業者が提供する専用の SIM カードを組み込む必要があった。
しかし、製造時に海外通信事業者の電話番号が書き込める eSIM を組み込めば、海外展開する企業は部品を共通化できるので、製造と在庫管理の効率が向上するという。また、M2M 機器を利用する国を変更する場合も、新たに利用する国の電話番号を同一の SIM で利用できるため、運用の利便性も向上するそうだ。
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カード型とチップ型の2種類を用意 |
同社は eSIM を、「docomo M2M プラットフォーム」を利用する法人客向けに提供する。eSIM で利用できる海外通信事業者の回線については、ユーザーの要望を聴きながら、順次海外通信事業者との間で協議していくという。なお、ドコモは業界団体である GSMA が2013年12月に公開した eSIM 仕様の策定に参画している。