6月下旬に催された米国 Google のイベントで多くの新製品、サービス、技術が公開になったが、一方でいくつかのさびしい予測も現実になった。例えばモバイル向けオフィスアプリケーション「Quickoffice」の退場、それにウェアラブル端末「Google Glass」の日本展開にはいま少し時間がかかるらしいことだ。

■「買収して終了させる」はよくある話


IT 大手が優れた機能を持つサービスを買収、その技術を吸収して、終了させるというのはよくある話だ。例えば写真編集サービスの「Picnik」は、Google による買収後、SNS「Google+」の糧となって消え失せた。

Quickoffice も同じ道をたどる。これは類似した機能を持つ別アプリとして新たに「Google ドキュメント」「Google スプレッドシート」などが登場した際、多くの人が予測した通りだ。

Quickoffice は、オフィスアプリの事実上の標準である「Microsoft Office」で作成したワープロ文書や表計算シートをそのまま編集できるのが特徴だったが、今回、Google ドキュメントや Google スプレッドシートにもそっくりの機能が加わり、 あまり差異がなくなった。

ああやっぱり-- Google について、いくつかさびしい予測が現実に
Quickoffice は Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドに「統合」

Quickoffice は Google による買収後に無償化していたため、少なからぬ人がダウンロード、利用するようになっていたが、今後、Google ドキュメントや Google スプレッドシートなどに「統合」する形で終了となる。

■ Google Glass の日本展開は今度も正式発表なし

Google Glass に関しては、日本で一般のユーザーが利用するために必要な免許「技適」を取得していることが明らかになり、国内登場に期待がかかったが、イベントでの発表はなかった。

イベント直前、情報感度の鋭いモバイル関連のニュースサイトの幾つかは日本での販売を「秒読み段階」「数日中」とまで予測したが、一方で「数週間、数か月後」を見込む慎重な意見も出ていた。結局 Google からの新情報がなかったため、詳しい予定については相変わらず曖昧なままだ。

Google Glass の日本語情報ページ、今のところ「お住まいの国ではご利用いただけません」のままだ
Google Glass の日本語情報ページ、今のところ「お住まいの国ではご利用いただけません」のままだ

ただ、秒読みとはいかなくてもそう遠くないうち日本で正式に利用可能になる公算は高い。周知の通り、Google のアプリ配信、機器販売サービス「Google Play」には Google Glass について日本語対応の情報ページができ上がっている。同じような情報ページがあるノート PC 「Chromebook」については、ついに今回のイベントで日本展開が示唆された。