米国 Google がウェアラブル端末「Google Glass」を間もなく日本でも販売開始するとの観測がまた広がっている。果たして期待してよいのだろうか。

Google Glass の日本発売は「秒読み段階」だって? --果たして何百万秒待つのか
Google Play には確かに日本語対応の情報ページがあるが…

Google は6月23日、これまで米国だけにとどめていた Google Glass の販売を英国にも広げると発表した。これに刺激を受けて日本での販売はいつになるかと、気にかける人は少なくないだろう。

モバイル関連の有力ニュースサイト、「Appllio」は大胆にも「秒読み段階」だと主張している。

同サイトでは、Google Glass が、モバイル機器を国内で一般利用するための免許「技適」を獲得した一件を踏まえつつ、Google のアプリケーション配信・機器販売サービス「Google Play」に Google Glass の日本語対応の情報ページが登場していることを根拠としている。

確かに期待は高まるが、早急な判断はしづらい。

例えば Google Play では以前からノート PC「Chromebook」数機種の日本語対応の情報ページが存在するが、正式な国内販売は始まっていない。以前にモバイル関連の有力ブログ「すまほん!!」が Google Play の情報に注目し、Chromebook の日本展開の可能性を追ったが、空振りに終わった。Google Play の情報は必ずしも有力な前兆になるとは限らない。

また、Appllio は別の根拠として、Google Glass 向けの音声関連ファイルに日本語が大量に含まれていることも挙げているが、これが実証実験などで使われるとしても、すぐ一般販売につながると言い切るのは難しい。

ともあれ、日本展開に向けた環境は整いつつある。試験導入にせよ一般販売にせよ、何百万秒か待てば国内で正式に利用可能になると信じたい。