Facebook は、動画や写真の投稿が必須なメッセージアプリケーション「Slingshot」を公開した。対応 OS は iOS 7.0 以降または Android 4.1 以降。当面は米国でのみダウンロードできるようだ。

Facebook、自分の写真と引きかえに相手の写真が見られるメッセージアプリ「Slingshot」
Slingshot

Slingshot はスマートフォンで撮影した写真や動画に短文を添えて、友達と共有できる。またちょっとした手描きのイラストを作成することも可能だ。友達がそれを閲覧するためには、自らも写真や動画、イラストを返信する必要がある。


友達から動画や写真を受け取った場合は、返信をしてからすぐ閲覧できるほか、あとから参照することも可能。また興味のない投稿を受け取った場合は、閲覧せずにスワイプして簡単に削除してしまえる。

軽快なデザインや演出は、いかにも米国の若者の支持を狙っているようすだ。若者向け、という点から、投稿内容を自動で消去するメッセージアプリ「Snapchat」や、短命に終わった Facebook の Snapchat 対抗アプリ「Poke」と結び付けて考える人もいる。

しかし、Slingshot を、単純に Snapchat やその後追いの同類と見なすべきかどうかは微妙だ。投稿の自動消去、閲覧前の返信の必要の有無など重要な機能に違いがあり、こうした差異に目をつぶるのであれば、ほかのさまざまなメッセージアプリも一緒くたに論じることになるだろう。

Slingshot の公式ブログでも Snapchat に言及してはいるが、新しく、異なったものを作ったと説明している。

もっとも、Slingshot に幾らか Snapchat とは別の個性があるからといって、成功するかどうかは分からない。疑問なのは、Facebook の既存サービスとどう住み分けるかだ。同社はすでに写真共有アプリとして「Instagram」、メッセージアプリとして「WhatsApp」「Facebook メッセンジャー(かつての Beluga)」を傘下に持っている。さらにラインナップを増やすことに事業戦略上どのような意味があるのか、今後が気になるところだ。