韓国サムスン電子は、OSに「Tizen」を搭載した初のスマートフォン「Samsung Z」を発表した。同社の旗艦モデル「GALAXY S5」と同じく指紋、心拍センサを搭載しているのが目を引く。2014年7〜9月にまずロシア市場に投入するという。

初の「Tizen」スマホが登場、指紋・心拍センサ備えた「Samsung Z」
Samsung Z

Tizen は、iOS、Android に続く「第3のOS」と呼ばれてきたものの1つだが、日本では当初採用を表明していた NTT ドコモがその後計画を延期しており、今のところは海外での展開を見守るしかない状況だ。


さてサムスンが発表にこぎつけた Tizen 搭載機の性能を確認してみよう。クアッドコア CPU(2.3GHz)を採用し、複数のアプリケーションなどを並行して素早く利用できるマルチタスク処理などに優れるという。メモリ容量は 2GB、ストレージ容量は 16GB 。最大 64GB の microSDXC カードを挿入できる。

ディスプレイは 4.8型 HD(1280×720ドット)で、カメラは背面が800万画素、前面が210万画素。

Xperia Z2、GALAXY S5、HTC One(M8)といった Android の高級機と比べれば性能は劣る。新興市場を意識した低〜中級機といったおもむきだ。ただ、生体センサの類が充実しているのは面白い。またバッテリーの保ちを伸ばすための省電力モードなど、Android スマートフォンで流行の機能は取り入れているようだ。

アプリは専用の「Tizen Store」からダウンロードする仕組み。App Store や Google Play に匹敵する品ぞろえを用意するのは容易ではなさそうだが、今後の動向は興味深い。

Samsung Z 前面
Samsung Z 前面

Samsung Z 背面
Samsung Z 背面