KDDI は、5月23日に販売を始めた新型 Android スマートフォン「Xperia ZL2 SOL25」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)について、発売初日にアップデート用ソフトウェアの提供を開始した。このアップデートを適用すると、4G エリアにおける接続性が向上するという。

KDDI、発売日に「Xperia ZL2 SOL25」向け更新ファイルを提供、4G エリアの接続性向上
Xperia ZL2 SOL25

Xperia ZL2 SOL25 の特徴は、新たな通信技術「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応していること。CA は、LTE を発展させた次世代通信規格「LTE-Advanced」の技術を応用し、下り最大 75Mbps エリアの2つの電波を束ねて通信することで、最大 150Mbps の受信速度を実現する。複数の周波数帯を同時に使ってデータ通信するため、高速化のほか、安定化も期待できる。今回のアップデートは、4G エリアの接続性向上が目的なので、CA の使い勝手が改善するかもしれない。

今回のアップデートは、自動更新に対応していない。Wi-Fi/LTE/3G 回線を介して Xperia ZL2 SOL25 本体で行うか、Windows パソコン用管理ソフトウェア「PC コンパニオン(PC Companion)」を使って USB 経由で手動実行する。アップデートに必要な時間は、Wi-Fi/LTE/3G を使うと約3分。パソコン経由だとアップデート用ファイルのサイズがなぜか約 1GB と大きく(Wi-Fi/LTE/3G 時は約 2MB)、約25分もかかる。

アップデート後のビルド番号は「17.1.C.0.307」になる。