NTT ドコモは回数や時間制限のない通話定額サービス「カケホーダイ」と毎月のパケット通信量を家族などで分け合える「パケあえる」を6月から開始すると正式発表した。また長期契約ユーザー向けにパケット定額料金などを割引する「ずっとドコモ割」を導入することも明らかにした。

ドコモが回数・時間制限ナシの通話定額「カケホーダイ」6月開始
出典:NTT ドコモ

ソフトバンクモバイルによる「スマ放題」の発表で活気を帯びた通話定額サービスだが、続くドコモの新プランはさらに大胆な内容だ。


今回の発表になった料金体系は複雑、かつ多岐にわたるが、簡単な料金シミュレーションもあり、手っ取り早く新料金でいくらかかるかを把握できる。2年拘束でカケホーダイを1人で使い、毎月 2GB のパケット定額を付けて月額6,500円(税別、以下同じ)、といった具合だ。

パケあえるを使って家族で通信量を分け合うなどすればさらに安くできる。少し詳しく見てみよう。

■カケホーダイ

カケホーダイは、「Xi(LTE)」「FOMA(3G)」どちらのサービスでも利用でき、国内の携帯電話/固定電話あての音声通話が時間や回数制限なしでかけ放題になる。

基本料金プラン
クリックで拡大画像(出典:NTT ドコモ

料金は、2年拘束の場合、スマートフォン、タブレットが月額2,700円、従来型携帯電話は月額2,200円。期間拘束なしの場合、スマートフォン、タブレットが月額4,200円、従来型携帯が月額3,700円。いずれも基本料込み。

5月15日から申し込みができ、6月から利用できる。電話をたくさんかけたい人にとっては利点の多い内容だ。

なお、音声通話のない「データプラン」も選べる。こちらは2年拘束の場合、スマートフォン、タブレットが月額1,700円で、モバイル Wi-Fi ルータが月額1,200円で使える。ただしパケット定額サービスは付いておらず、別途申し込む必要がある。

■パケあえる

パケット定額サービスにも大きな変更があり、1人向け、家族向けといった利用形態別に細かく分かれる。

パケット定額サービス
クリックで拡大画像(出典:NTT ドコモ

1人向けは、通信量上限が 2GB で月額3,500円の「データ S パック」と同 5GB で月額5,000円の「データ M パック」がある。

家族向けは、同 10GB で月額9,500円の「シェアパック10」、同 15GB で月額1万2,500円の「シェアパック15」、同 20GB で月額1万6,000円の「シェアパック20」、同 30GB で月額2万2,500円の「シェアパック30」がある。

1人向けは「2台持ち」のために契約した音声通話なしのスマートフォンやタブレットなどと通信量を分け合える。家族向けは家族内で通信量を分け合える。ただしどちらの場合も、通信量を分けてもらう側の回線は月額500円の追加料金がかかる。

なお、いずれも通信量の上限に達した後、従量課金に移行するか、128kbps の低速通信に移行するかを自由に選べる。

■ずっとドコモ割/U25 応援割

ずっとドコモ割は長期契約ユーザーのための割引で、6年以上ドコモを継続利用していれば毎月の料金が割引になる。6〜8年目使っているとプランによって月額300〜800円、9〜10年使っていると同600円〜1,000円といった具合だ。

U25 応援割は、25歳以下のユーザーがカケホーダイやパケあえる対象のパケット定額サービスを契約すると月額500円の割引があり、通信量が 1GB 多く使える。

■既存プランの新規申し込みは8月末で終了

カケホーダイやパケあえるの開始に伴い、既存の Xi 向けプランは8月末ですべて新規申し込みを受け付け終了する。

月額743円の「タイプ Xi にねん」などだ。すでに契約している人はプランを変更しない限り引き続き使えるが、MNP(番号ポータビリティ)で頻繁に乗り換えをしている人は、一度ほかのキャリアに移ったが最後、元の料金プランには戻れない、という状況も覚悟しておこう。