スマートフォンアプリのクラッシュログ解析サービスを提供する Crittercism が公表した最新の調査「Mobile Experience Benchmark」により、iOS アプリは Android アプリよりもクラッシュしやすい傾向にあることがわかった。また iOS、Android ともに、古いバージョンの OS ほどよりクラッシュしやすい傾向にあることも明らかになった。

同調査によれば、Google の KitKat(Android 4.4)、Jelly Bean(4.3)、Ice Cream Sandwich(4.0)上でのアプリクラッシュレートは0.7%と、1%を切る好成績を記録した。一方、2010年にリリースされた Gingerbread(2.3)では、クラッシュレートは1.7%だった。


これに対し、iOS 6 でのクラッシュレートは2.5%で、iOS 7 では2.1%。iOS アプリは Android アプリよりもクラッシュしやすいことを示す数字となっている。これは多くの人にとって予想外の結果だろう。Apple が最近リリースした iOS 7.1 ではクラッシュレートは改善されており、1.6%にまで下がっているが、それでも Android には及ばない。

機種別にみると、iPhone でアプリが最もクラッシュしにくいのは iPhone 5 で1.7%だった。最新機種である iPhone 5s の2%を上回っている。

iOS アプリは、Android アプリよりクラッシュしやすい
機種別 iPhone クラッシュレート(出典:Crittercism )

Android スマートフォンでは、Samsung Galaxy S4 がもっともクラッシュしにくく、レートは0.9%。これに、1.2%の Samsung Galaxy S III と HTC One が続いた。

機種別 Android スマートフォンクラッシュレート(出典:Crittercism )
機種別 Android スマートフォンクラッシュレート(出典:Crittercism )

タブレットでは、スマートフォンよりもクラッシュレートが高い傾向にある。だが、タブレットの販売台数が増加するにつれ、アプリ開発者はタブレットによりフォーカスした開発をするようになったため、この傾向は改善されつつあると Crittercism のレポートは報告している。

レポートは、世界各国のアプリ応答速度についても調査している。それによると、アプリの応答速度が最も速いのはカナダ。米国でのアプリ応答速度を1としたとき、カナダの応答速度は0.8だった。これに0.9 の日本が次いでいる。中国や欧州などの応答速度も比較的速く、それぞれ1.1 と1.2という結果になっている。最も遅いのはインド。応答速度は2.1 で、米国の2倍以上遅いことが明らかになった。

国別アプリ応答速度(出典:Crittercism )
国別アプリ応答速度(出典:Crittercism )