リアが2輪 だけどカーブをスムーズに曲がれるオールテレーンのカーゴE-Bike「BiTrike」

オールテレーン カーゴE-Bike「BiTrike」

ギリシャ在住のKostas Simelidisさんが「BiTrike」を開発。市販化に向けた資金調達プロジェクトをKickstarterで開始しました。

リアが2輪 だけどカーブをスムーズに曲がれるオールテレーンのカーゴE-Bike「BiTrike」

「BiTrike」とは?

フロントではなく、リアを2輪にした3輪E-Bike。同様の製品は昔からありますが、「カーブを曲がりにくい」などの理由で、平坦地をゆっくりと走る乗り物とされてきました。


一方で、フロント2輪がチルトするタイプの3輪E-Bikeは、その機構によりカーブを2輪の自転車に近い感覚で曲がれるために、欧米では人気が高まっています。

「BiTrike」は、リア2輪でありながらチルト機構を搭載した3輪E-Bike。Kostas Simelidisさんはこれにより、フロント2輪がチルトするタイプの欠点を解消できたと主張しています。

リアが2輪 だけどカーブをスムーズに曲がれるオールテレーンのカーゴE-Bike「BiTrike」

フロント2輪の3輪E-Bikeでは、左右の高さが大きく異なる場所を走行しているとき、ハンドルバーがそれの影響を受けることがあります。「BiTrike」では2輪によるチルトアクションをハンドル操作に影響を与えないリアに設置することで、これに対応できるとしています。

リアが2輪 だけどカーブをスムーズに曲がれるオールテレーンのカーゴE-Bike「BiTrike」

「BiTrike」販売開始時期・販売場所

今回、Kostas Simelidisさんは欧州の交通法規に適合した「BiTrike」を20台製造する予定。入手可能なのは欧州のみで、販売時期は2023年8月頃としています。

「BiTrike」は日本の道路交通法に適合していないので、初回出荷ロットで日本の公道を走行するのは厳しそう。とはいえ初回出荷ロットの「BiTrike」が売れれば、日本仕様車を製造できる金銭的な余裕が生まれるかもしれないので、それに期待しましょう。