太陽光で1,000度の熱を発生する直径1メートルのフレネルレンズHW-F1000シリーズ

中国Shenzhen Haiwang Sensorは、直径1メートルの巨大フレネルレンズHW-F1000を販売しています。お湯を沸かしたり、火を起こしたりに利用できる、太陽光集光装置です。

太陽光で1,000度の熱を発生する直径1メートルのフレネルレンズHW-F1000シリーズ

太陽光を利用した湯沸かし器や火起こし器はいくつも販売されていますが、それらの利用にはちょっとだけ忍耐が必要。筆者は以前、キャンプでソーラークッカーを利用したことがありますが、お湯を沸かすのに1時間近くかかり、ストーブの偉大さを改めて実感しました。


その点HW-F1000であれば、焦点付近の温度は簡単に1,000度を超えるそう。お湯も比較的短時間で沸かせそうです。販売元が公開している動画では、焦点距離に置かれた板が短い時間で燃え始める様子が紹介されています。

太陽光で1,000度の熱を発生する直径1メートルのフレネルレンズHW-F1000シリーズ

メーカー側が想定する利用目的としては、やはり湯沸かしがあげられています。その他、太陽光を使った調理や、着火など。天気が良く日差しが強い日であれば、チャーハンなど強火が要求される調理もできるかもしれません。

レンズのサイズは直径1,000mmで厚さは5±0.5mm。焦点距離は1,300mm。重さは8kgとなっています。これだけ巨大で強力な太陽光集光装置でありながら比較的コンパクトなサイズに抑えられたのは、フレネルレンズを採用した結果なのだとか。

各種通販サイトで販売されており、価格は200ドル前後。日本への送料は販売サイトによってことなりますが、150ドル程度のところが多いようです。

太陽光で1,000度の熱を発生する直径1メートルのフレネルレンズHW-F1000シリーズ
スクエアなタイプも販売されています