
「Bola Grills」の市販化に向けたクラウドファンディングプロジェクトがIndiegogoで開始されました。“座って楽しむBBQ”の実現を目指すバーベキューグリルです。

米国では夏になると毎週のように裏庭やベランダでBBQが行われます。家庭によっては毎晩、お父さんが家族や友だちに焼いた肉や野菜を振舞うことも。
でも、BBQではホストとゲストがはっきりと分かれがち。調理をするホストがずっと立っているために、料理を食べるゲストは落ち着かない気分になりがちです。
「Bola Grills」は、ホストもゲストも座れるBBQを目指した、テーブルトップ設置型のグリル。バイキング形式のレストランや中華テーブルの概念を導入することで、これの実現を試みています。


バイキング形式を実現しているのは焼き網の上に設置するもう1枚の網。高さ調節が可能で、熱源から離れた位置に設置することで、食材の焼きすぎを防ぎつつ、保温します。ホストは肉や野菜が焼けた後には、焼き網からもう1枚の網に移動させ、ゲストはここから欲しいものを自分の皿に取って食べる。これにより、ホストは座ったままで調理を継続でき、ゲストは皿が空になる度に料理を取りに立ち歩く必要がなくなります。


中華テーブルの概念導入では、焼き網が360度回転する機構を採用。これによってゲスト側が狙った食材を手元に寄せられます。



サイドバーナーも採用。これはハンドルを使えば、場所を移動できます。移動可能な範囲は中華テーブルほど大きくは無いのですが、複数装着することでテーブル全体にサーブすることが可能に。



サイドバーナーには炭を入れられます。メインのグリルは肉を焼くために油や焦げが付きがち。バンズを焼くのにはちょっと抵抗がある人もいますが、サイドバーナーを使えば焦げの付かないバンズを食べられます。

今回のIndiegogoでのキャンペーンでは、配送先は米国に限定されるそう。2023年5月以降に一般販売される可能性がありますが、そのときに配送先に日本を入れてもらえるように期待しましょう。