
細いボディが特徴
幅がわずか163cmしかないのが最大の特徴。この細さにより、従来のSUV車では入っていけなかった狭いトレイルを走行し、いままではたどり着けなかった場所に宿泊できます。


ドライブユニットは出力604HPでトルク999Nmを発生するデュアルモーター4WD。荒れた非舗装道路でも、難なく走行できるパワー&トルクが与えられました。
「Adventure 1」のオフロード走破能力はパワー&トルクだけでは語れません。32.8cmの最低地上高、40度のアプローチアングル、45度のデパーチャーアングルも悪路走破性を高めています。

ただし、「Adventure 1」の航続距離はわずか161km。トレイルを走りたくて高速にのれば、あっという間にバッテリー切れを起こしそうです。
この欠点を補うために「Adventure 1」はトレーラー機能も搭載しており、舗装道路では大型車両に牽引されて移動できます。大型車両の入れない細い道に到達したら「Adventure 1」に乗り換えて移動し、目的地では「Adventure 1」内で就寝。翌日にはまた「Adventure 1」を牽引して帰宅する、といった使い方ができます。

それでもバッテリー切れが発生したら?その場合には、コンロで使用するプロパンガスで発電してバッテリーを充電し、ピンチを乗り切る機能が搭載されています。
キャンピングカーとしての機能では、リア部分にスライドアウトタイプのキッチンが装備されています。これには2口のコンロ、クーラーボックス、蛇口、シンクが装備されます。また、40Lサイズの水タンクも装備されました。

狭い車内ではありますが、フルサイズのベッドを装備。大人2人が就寝可能にしています。

日本からの購入の可否を同社に問い合わせたところ、同社マーケティング部門のVPであるNoah Tompkinsさんより、アジア地域でも5年以内に「Adventure 1」またはその関連モデルの販売が可能になるかもしれない、という回答を得ました。

日本に「Adventure 1」が活躍するできるワイルドな場所があるのか?と聞かれると即答はできません。でも新しいもの好きの人たちの心をがっちりつかむのは間違いなさそうですね。