キックスクーターと自転車の良さを併せ持った電動パーソナルモビリティ。従来の自転車とは異なるフレーム構造によって、キックスクーターなみのポータビリティ実現を目指しています。
これを実現しているのは、独自のハンドリングシステム。ハンドルを左に切れば右側ハンドルに取り付けられたケーブルがフロントホイール左側に取り付けられた鉄板を引っ張り、ホイールを左側に向ける、というちょっと乱暴で、かつ画期的な仕組み。あまり見たことのないシステムですが、どんな走行感覚が味わえるのか興味が沸く構造でもあります。
一方で自転車の良さはそのまま維持しているとSteve Cosmicさんは主張します。Steve Cosmicさんによれば、自転車に乗れる人であれば「E Mouse」にはすぐに乗れるようになり、安定した走行が期待できるのだとか。
走行開始時と制動時の安定性の高さも「E Mouse」のキックスクーターに対するアドバンテージ。信号待ちの一時停止時からの再始動ではキックスクーターでは不安定になることも。その点、「E Mouse」でならサドルにまたがったままで自転車同様の発進ができるので、トラディショナルな安定感を得られます。
ちなみに現在Steve Cosmicさんが公開しているのは、コンセプトを伝えるワーキングプロトタイプで製品とはかなり異なっています。製品ではフロントホイールは6インチサイズとなり、前後にブレーキが搭載される予定となっています。
Steve Cosmicさんが現在実施しているクラウドファンディングプロジェクトは、製品により近い外観と機能を持ったプロトタイプの製造とそれを紹介する動画の撮影に向けたもの。プロトタイプと動画を使用して製品化に向けた資金調達プロジェクトを開始する、その前段階となるものです。
そんなSteve Cosmicさんに支援をしたいという方は、Indiegogoサイト内のプロジェクトページ「The E Mouse. A funny E Bike.」を訪れてみてください。今回のプロジェクトでの支援額は8ドル、16ドル、24ドル、32ドルとなっています。製品が欲しいという方は次の段階のプロジェクトを待つことをお勧めします。
