
米国カリフォルニア州に本拠をおくShark Wheelが、キッズ用EV「SHARK SUV」「SHARK UTV」のプロトタイプを公開。商品化に向けたプロジェクトをIndiegogoで開始しました。

Shark Wheelは、同社の開発したホイール「Shark Wheel」で知られる企業。「Shark Wheel」は正面から見ると蛇がくねっているかのように見えるホイールで、舗装されていないソフトな路面でも沈み込むことなく走行できます。その走破性は、より太いタイヤを装着したものに近いのだとか。

その他、走り出しが軽い、熱放出率が高いのでタイヤが長持ちするというメリットも持っています。
また、横から見ると正方形に見えるのも「Shark Wheel」の特徴。このホイールで走行すると上下に激しく揺すられそうですが、接地面は完璧な円形。一般的なタイヤと同じように、スムーズに前進・後退できます。


Shark Wheelはこれまで、「Shark Wheel」を装着したスケートボードを販売し、競技者から通勤者まで、広い層から人気を獲得してきました。

今回発表された「SHARK SUV」「SHARK UTV」は、その「Shark Wheel」を装着したキッズ用EV。キッズ用の乗り物は裏庭など、芝生で覆われていたり、舗装されていなかったりする場所を走行するケースが多いのですが、そのような場所でも高いグリップ力を発揮して子どもたちの安全を守ります。

2モデルのうち「SHARK SUV」は1人乗りのSUVモデル。サイズは99.8x65x72.3cmで、1-5歳までの子どもを対象にデザインされています。

もう一方の「SHARK UTV」は2人乗りモデル。サイズは129.5 x85x91.4cmで2-8歳の子どもを対象としています。

ドライブユニットでは「SHARK SUV」には35Wモーター(2基)、「SHARK UTV」には40Wモーター(2基)を装備。前進2速、後退1速の速度選択が可能になっています。バッテリーの充電に必要な時間は8時間。フル充電で最長45分間走行できます。

安全・快適装備ではLEDライトを搭載。また、ドライブ時の退屈(?)をまぎらわす音楽プレーヤーも搭載されます。


「Shark Wheel」での走行の様子についてはShark Wheelが公開している下記の動画で確認してください。仕組みが分かっていても、脳が混乱する瞬間を体験できます。