キムコは「KYMCO-KRV180TCS」を2022年5月25日に販売開始する。新開発175cc・水冷・４バルブエンジンを搭載し、コンパクトながらスポーツライディング体験を提供可能とした新型スクーター。


足元には独立スイングアームを採用。前後の重量配分の最適化と車両の低重心化を実現して、意のままのライディングを可能とした。エンジンとトランスミッションはフレームへ搭載してバネ下重量を低減。リアサスペンションの負担を軽減して、路面追従性を高めている。



エンジンとトランスミッションをフレームへコンパクトに搭載するにあたってはキムコ独自の「パワートランスミッションマトリクス（Power Transmission Matrix：PTM）」を採用。エンジンを前方へ搭載して重心を前方へ移動させ、前後の重量配分約50:50を実現した。


「トラクションコントロールシステム（Traction Control System：T.C.S）」を搭載。リアホイールの空転を感知するとECUが点火時期や燃料噴射量をコントロールしてリアホイールの空転を抑制する。またフロント・リアに放熱性の高いディスクローターとABSを搭載し、ブレーキングをサポートする。


フロントフェイスはツインLEDヘッドライトとLEDデイタイムランニングライトの組み合わせにより、スポーツバイクに相応しいシャープなスタイルとされた。


フロントからのシャープなラインはリアへと続き、LEDテールライトを強調するスポーツデザインに仕上げられている。


インストルメントパネルにはデュアルLCDメーターを採用。ハンドル側には一般的なインジケーターに加えてABS及びTCSインジケータ―が配置された。メーター本体では速度・回転数・水温・走行距離等が表示される。


メーカー希望小売価格は52万8,000円。

KYMCO-KRV180TCS概要

エンジン：水冷・4サイクル・SOHC・4バルブ・単気筒
総排気量：175.1cc
最高出力：12.5kw（17PS）/8,000rpm
最大トルク：15.48Nm/6,500rpm
変速機型式：CVT
始動方式：セルフ式
装備重量：143kg
サイズ：全長1,960x全幅755x全高1,115mm
シート高：795mm
燃料タンク容量：7.2リットル
タイヤ：フロント110/70-13、リア130/70-13
ホイール：アルミニウム
サスペンション：フロント テレスコピック式、リア ミッドマウントモノショック 
ブレーキ：フロント270mm 油圧式シングルディスク、リア234mm 油圧式シングルディスク
ABS：BOSCH製
乗車定員：2人
カラー：ディープアクアマリン、ブラック、フラットシルバー、フラットパープル