米国カリフォルニア州に本拠を置く自転車メーカースペシャライズドが「Globe」を発表しました。カーゴバイクを含むユーティリティバイクにフォーカスする新ビジネスユニットです。


スペシャライズドはこれまで、高品質なロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、E-Bikeを販売し、スポーツやレジャーで自転車を楽しむ人をサポートしてきました。


今回発表されたGlobeでは、買い物や子どもの送り迎えといった日常での移動手段を探す人へとターゲットを拡大。こういった層を顧客に取り込んで自転車による移動の楽しさを提供し、日常移動で利用されるクルマやトラック、レジャーで利用されるSUVなどの数を減らすことをGlobeビジネスユニットでの目標としています。

スペシャライズドが公開したティーザー画像を見ると、Globeによる自転車の目指す方向性が浮かび上がってきます。サボテンに隠されて見えない部分が多いのですが、それでもこの自転車が太いタイヤを履き、多くのカーゴ領域を持ったユーティリティバイクであることが見て取れます。また、スペシャライズドによる他の多くのモデルとは異なりリアハブモーターを装備しているので、価格も低めに設定されそうです。


制動系ではディスクブレーキを装備しており、変速機には9段タイプが搭載されているように見えます。これらからも、この自転車が子どもを乗せたり、多くの荷物を積載したりに対応していることが想像できます。

スペシャライズドはGlobeによる新製品について、米国では2022年の後半に注文受付を開始し、2023年初めには利用者の元に届ける予定としています。