米国ノース・カロライナ州に本拠をおくOutrider USAが、世界最小・最軽量を目指して開発した「COYOTE」を発売しました。オフロードを静かに、パワフルに走破できる4輪駆動の電動オフローダーです。
サイズは全長1,800x全幅840x全高840-910mmで、重さは68-113kg(装備によって異なる)。ミッドサイズSUVのトランクに収納して持ち運べるコンパクトなサイズに仕上げられました。
Outrider USAは、本来はリカンベントスタイルトライクを製造するメーカー。同社はリカンベントトライクの製造ノウハウを活かすことで、小型・軽量なオフローダーの開発に成功しています。
自転車メーカーの作ったオフローダーではありますが、そのドライブユニットは十分にパワフル。最高出力5kW(6.7PS)を発生するモーターを搭載しています。最高速度こそ抑え気味ですが、モーターならではの太いトルクでオフロードをパワフルに走行できます。
バッテリーは標準装備では1充電あたり32-56km走行できます。オプションで3個までバッテリーモジュールを追加でき、フル装備(4個)すれば129-225kmまでのオフロード走行が可能になります。
悪路走破性も高く、足元にはフロント/リアともにトラベル量76mmのサスペンションが装備されました。
利用用途としては、悪路を楽しむオフロード走行があげられます。また、クルマが入っていけない場所での釣りといったアウトドアレジャーにも便利。排気ガスゼロで空気を汚すことなく、モーターで静かに目的地まで移動できます。また、車体が軽いので、土地もあまり荒らさずに済みます。
価格はバッテリーを4モジュール搭載した4WDモデルで1万9,735ドルからと、オフロード遊びに特化した電動ビークルとしては、悪くない設定となっています。