トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

トヨタは新型BEV「bZ4X」を5月12日に販売開始する。SUBARUと共同開発したBEV専用プラットフォームをトヨタ初採用し、BEVならではの滑らかで意のままになる走行性能と、本格SUVの走破性を追求した。

ドライブユニット

駆動方式ではFWDと4WDを提供。FWD車では最高出力150kW(204PS)、最大トルク260Nmのモーターがフロントに搭載される。4WD車では最高出力80kW(109PS)、最大トルク169Nmのモーターがフロント・リアに搭載され、システム最高出力は160kW(218PS)、システム最大トルクは337Nmを実現している。


トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

加速性能では、FWD車は0-100km/h加速7.5秒、4WD車は6.9秒を達成した。

トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

4WD車では、SUBARUのAWD技術「X-MODE」をトヨタ初採用。「X-MODE」の新たな機能としてGrip Controlを新開発して搭載しており、日常ユースからライトオフロード以上の走行まで対応する。

トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

バッテリー ~エネルギーをつくり出すBEV~

BEVでは充電時間が気になるが、「bZ4X」では普通充電(200V、6kW・30A)であっても約12時間でフル充電できる。高出力充電にももちろん対応しており、90kW充電器では40分で80%までの充電が可能だ。

トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

一充電あたりの走行距離(WLTCモード)はFWD車で559km、4WD車でも540kmを実現した。

メーカーオプションで「ソーラー充電システム」を用意。1日最大で約11.6km(社内試算値)に相当する発電量を生成する。充電スタンドがない駐車場等でも充電可能なほか、災害時など緊急時でも太陽光で充電できる。外部給電機能にも対応していて、災害時などには給電器を接続し、大出力の電力を住宅や家電に供給する。

トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売

販売方法

メーカー希望参考価格はFWD車が600万円で4WD車が650万円だが、個人の顧客に対してはKINTOでの提供となる。KINTOではクルマにかかる諸経費を月額利用料に含める「サブスク」サービスを展開しており、“BEVは初めて”という人でも安心して楽める「bZ4X」専用プランが用意される。

専用プランでは駆動方式(FWDまたは4WD)、タイヤサイズ(18または20インチ)、ルーフ(標準またはパノラマムーン)、インテリアカラー(ライトグレーまたはブラック)、エクステリアカラー(11色から選択可能)、人気のオプションをまとめた4種のパッケージから選択できる。

トヨタが新型BEV「bZ4X」を5月12日に発売