ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company:HACI)は、「HondaJet」の2021年暦年(1月~12月)のデリバリー数が37機だったと発表した。小型ジェット機カテゴリーにおいて、5年連続でデリバリー数世界第1位を達成している。

5年連続世界一!「HondaJet」2021年のデリバリー数は37機

「HondaJet」は、主翼上面のエンジン配置などのホンダ独自の技術により、クラス最高水準の静粛性や室内サイズなどを実現した小型ビジネスジェット機。2021年には最新モデル「HondaJet Elite S」が発表され、航空専門誌「Aviation International News(AIN)」から「トップフライト賞」を受賞した。


2021年に発表された最新型HondaJet Elite S
2021年に発表された最新型「HondaJet Elite S」

2021年の10月には次世代のビジネスジェットコンセプトとして「HondaJet 2600 Concept」が発表され、アメリカ大陸をノンストップで横断できる小型ビジネスジェットとして注目を集めた。

次世代のビジネスジェットコンセプトとして「HondaJet 2600 Concept」
ノンストップでアメリカ大陸を横断できる「HondaJet 2600 Concept」

グローバル展開では、14か国目となるタイでの型式証明を取得して運用を開始しており、現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本、およびロシアで販売している。2021年の12月には200機目のHondaJetをデリバリーしたほか、今年に入ってからは1月にグローバルでのHondaJetの総飛行時間10万時間以上を記録した。

HACI取締役社長である藤野道格氏は、2021年暦年のデリバリー数について次のようにコメントしている。

「2021年においても、多くのお客様にHondaJetを選んで頂いたことをとても嬉しく思います。5年連続でデリバリー数No.1という結果は、HondaJetの革新技術や性能の高さに加えて、お客様に提供するサービスの質や、航空業界のリーダーとしての高い信頼性が評価された結果です。今後も多くのお客様にHondaJetをお届けしたいと思います」