
2015年に発表されて話題となった「Swincar e-Spider」を覚えているでしょうか?その「Swincar e-Spider」のラインアップに、2人乗りタンデムモデル「Swincar e-Spider Tandem」が追加されていました。

「Swincar e-Spider」はフランスのSWINCARが開発した電動オフロードカー。4輪すべてにハブモーターが装備されていて、クモの足のように柔軟に動くサスペンションとの組み合わせにより、あらゆる道を走行できるオールテレーンビークルに仕上げられています。

そのオフロード性能は高く、岩場さえも楽々と走破します。また、左輪と右輪が違う高さの路面を掴んでいるような場合でも、キャビンはほぼ水平に維持できます。

「Swincar e-Spider Tandem」モデルは、運転席の他に助手席を設置して2人乗りにしたバージョン。助手席を横ではなく後ろに設置したことで車幅を変えることなく、走破性を維持しながら、オフロード走行の楽しさを同時により多くの人が楽しめるようにしています。

オリジナルの1人乗りモデルとの違いはモーターパワー。オリジナルには定格出力4kWのモーターが搭載されていますが、2人乗りには6kWモーターが搭載されています。

それ以外のスペックはほぼ同じ。モーターの充電に必要な時間は約2.5時間で、フル充電すれば最大で4時間走行できます。オフロード性能では最低地上高は26cmで、50%以上の傾斜も登れます。

価格はオリジナルの「Swincar e-Spider」が1万2,500ユーロからで、「Swincar e-Spider Tandem」が1万5,000ユーロから。個人で所有しても日本だと乗るところがなさそうですが、観光地などでアトラクションとして設置されると楽しそう。特にタンデムモデルは、子どもと一緒に楽しむ乗り物として人気が出そうです。
